ニオイをケアする食生活 …ニオイケアのためのガイド
口臭を防ぐお茶のあれこれ
お茶の効果
緑茶、ウーロン茶、紅茶は、どれも原料は同じ葉で、加工の仕方が違うだけですが、口臭を抑える効果には違いがあります。
三つのお茶に共通して、カテキン、カフェイン、さらに各種アミノ酸が含まれていますが、口臭や体臭を防いでくれるのは、カテキンやフラボノイドです。これらは、赤ワインに含まれることで有名になったポリフェノールの一種です。
カテキンは、ニオイ物質が体内で作られる道筋をブロックしてくれますし、抗菌作用が強いので、口の中の雑菌を殺してくれます。
食後の一服の緑茶は、口臭を防ぐ効果が大きいのです。またフラボノイドは、それ自体に消臭効果があります。ミントのガムが口臭を抑えるのは、フラボノイドが働くからです。こうした成分は、緑茶、ウーロン茶、紅茶の順に多く含まれています。
ただし、虫歯や歯周病で口臭が強い場合には、ウーロン茶の成分が虫歯の菌を特別に抑えてくれます。中華料理など油っこいものを食べたあとの口臭も、ウーロン茶などの中国茶が有効です。
出がらしを噛むのも…
お茶で口臭を消すとっておきの方法は、緑茶の出がらしを捨てずに、そのままガムのようにモグモグ噛むことです。これはまさかお年寄りには勧められませんあkら、どちらかというと介護をする人が、口臭を消したいときの秘密の技として覚えておいてください。
介護する側だけでなく、される側も人のニオイは気になるものですから。
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