足のニオイケア …ニオイケアのためのガイド
水虫の予防
同じ靴を履き続けないこと
お年寄りの水虫は、抵抗力が弱っているために症状が進みやすく、ニオイがひどくなります。さらに水虫の菌が爪の中まで入り込むと爪が分厚くなって(爪白癬)、靴が履きにくくなったり、ひどい場合には歩けなくなります。
水虫の予防は、同じ靴を履き続けないことです。爪に負担がかからない靴をいくつか選び、交互に履いてください。その日履かない靴には、布に包んだ炭を入れるか、天然素材の虫除け剤を入れておくと湿気を取り、水虫の原因である白癬菌を抑えます。靴にこもるニオイも取れます。
いったん水虫になったら、重症になってニオイを出すまえに早めに治しましょう。塗り薬だけでなく、しつこい水虫に効果のある内服薬もあります。
足浴のときに、洗面器にイソジンをスプーン一杯ほど入れると、足が乾きやすくなり、水虫や細菌の繁殖を抑えます。
お年寄りの靴選び
水虫になる前から、できるだけ足は空気に触れているようにしたいものです。ただしサンダルのように踵のない履物は、転ぶ危険性があるので避けましょう。お勧めは、つま先がゴムで、足の甲をマジックテープで止めるタイプの靴です。履きやすいうえに通気性も良く、たいていの介護ショップに置いてあります。ゴムでなく伸縮性の素材でできたもので、デザインも普通の靴と変わらないものもあります。この靴ならば、爪白癬で足の指に痛みがあっても楽に履けます。
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