ワキガ手術腋臭体臭多汗症デオドラントその他憩い多汗症

 緊張したときや人と会話するとき、全身から汗をかくようになってしまいました

 

投稿者名:Y.Y

タイトル:多汗症


 

はじめまして。お疲れ様です。25歳のOLです。
私は社会人になった頃、今から5年くらい前から脇から
汗が出るようになりました。年々ひどくなってきています。
暑いからといって出るわけではありません。とても寒くて
凍えそうなときにも脇から汗が出るときもあります。
何が悩みかというと、服を着たとき脇だけ汗で濡れてしまうことです。
だから着れる服が限定されてしまいます。それと、服が濡れるので
体が冷えてとても寒いことです。

 

最初は気のせいかと思いました。最近では、緊張したときや
人と会話をするとき、プレゼンをするときなど、顔や頭やその他の
ほとんど全身から汗をかくようになってしまいました。

 

親をはじめ、親戚の人たちにはこういう症状はありません。
私の耳垢は湿っているときもありますが、湿っていないときもあります。
よくわかりません。お風呂の後などは湿っています。
以前は確実に乾いていました。
体毛は特に濃くありません。脇の色も特に変色はしていません。
汗に匂いはありません。親と兄弟に確認してもらっています。
シャツなどは汗で濡れますが、変色はしません。
自分の体質で少し気になることは、冷えやすいことと、血行が悪いことと、
トイレが近いことくらいです。

 

多汗症になって以来とても消極的になり、友達も疎になり、旅行にも行かず
新しい環境に飛び込んでいくことができません。もし汗が出なかったらなぁ、
と毎日毎日悩んでいます。

 

私のような症状は、五味先生のクリニックで診察していただけるのでしょうか。
それとも、皮膚科や内科に行ったほうがよろしいのでしょうか。
お忙しいところ恐縮です。よろしくお願い致します。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:精神性発汗型多汗症の治療


 

Y・Yさん。

 

今ちょうど手術が終わりかなりの疲労感を感じていますが、「お疲れ様です」というようなメッセージをいただくと、疲れがどこかへ飛んでいってしまいました。
ありがとうございました。

 

さて、Y・Yさんの、腋の汗ですがこれはメールからの情報で判断しますと、典型的な「精神性発汗型多汗」です。
腋の下の多汗には、これ以外に「ワキガ型多汗」とそれの「混合型多汗」さらに女性では「副乳多汗症」がありますが、 耳垢も軟らかくなく、腋毛の状態からして、「ワキガ型」は想定しにくく、「副乳多汗症」では、かなり大量の汗がでますが、これでもないとして考えると、腋のエクリン腺からの「精神性発汗」が原因となる多汗症だと断定しても間違いないでしょう。

 

精神性発汗は、緊張などした時に「手に汗にぎる」現象と全く同じ状態の汗が腋の下のも起こることが原因です。

ですから、治療法としては、まず「自律訓練法」等の精神療法などがファーストチョイスとなりますが、あなたのようにかなり精神的に緊急性がある場合には、手術療法の適応となります。

 

精神性発汗型多汗の手術は、基本的には「ワキガ型多汗」の手術を同じですが、実はその減汗量に差があります。
ワキガ型では、70%〜90%の汗が減るのにたいし、精神性発汗型では50%〜60%とやや汗の減る量が少なくなります。

 

ですから、「かなり悩んでいるので、その程度でもとにかく減らしたい」という希望であれば手術は、意味があります。
なぜなら、そのような人なら手術にかなりの満足感をもち、そのことが精神的安心をもたらし、そのことがさらに汗を減らして、さらに安心し・・という「好循環」が生まれ、実際の手術によって減った汗以上の減汗効果が期待できるからです。

 

精神性発汗の手術は、真皮のエクリン腺の剥離量と皮下の剥離面積が、ワキガの手術より多いため、術後の安静には少し気をつけてもらいますが、それ以外はワキガ手術の経過と同じですので、これは過去の掲示板の説明を参考にしてください。

手術内容についての質問がありましたら、この掲示板でもまた直接メールや電話でもかまいませんので問い合わせてください。
しかし、あなたの場合には、かなり深刻な状態ということで手術を前提に説明しましたが、決して手術を薦めているわけではありませんので誤解しないようにしてください。
治療法の選択は、あくまでも患者さんの意思が優先されるべきものです。

 

 

投稿者名:ATGC

タイトル:手術をすべきか迷っています


 

こんばんは。22歳の学生、女性です。

 

私は小さい頃からわきが・多汗症です。
耳垢も湿っていますし、父もわきがです。
でもそのことで悩んではいません。
臭いも制汗剤などで押さえられる程度だからです。
しかし、多汗症には困っています。
脇の下の大量な汗は、冬は冷たくとても不快です。
いつも服が黄ばんでしまうため汗じみ用のTシャツが欠かせず、ノースリーブやおしゃれ着も着られません。
セーターやコートなど上着を何枚も重ねているためTシャツの脇部が乾かず、一日中不快さを我慢しています。
元々人と話をしたりするのも好きなので緊張するタイプではないし、何よりわきがや多汗症で困ってはいますが周囲の人々の反応を気に病んだことがないため、精神的な原因による発汗ではないと思っています。

 

今日ご相談したい事の一つは、手術をすべきかどうかということです。
できれば手術を受けたいのですが、学生にとって30万という額は簡単に出せる金額ではありません。
保険が適用される病院をいろいろ探しましたが、納得のいく治療やカウンセリングを行う病院を見つけることはできませんでした。
就職してからとも思いましたが、大学院のドクターコースまで進みたいと考えており就職するのはずっと先のことなので、それまでこの不快感から解放されないのかと思うとさすがにいやです・・・。
これから大学院の受験勉強で忙しくなるため、手術をするなら今(3年生の冬・春休み)しかないと思います。

 

もう一つは手術をするとしたら、で きれば多汗症だけでなくわきがも治してしまいたいのですが、私の場合どのような手術になるのでしょうか?
この記述だけでは得られる情報が少ないとは思いますが、大まかな治療の流れを教えてください。

 

ここでの相談は全部無料なのにも関わらず、皆さんの相談にこれだけ熱心に、丁寧に、頻繁に、お答えになっている様子を拝見して、感心するとともにこの先生なら信頼できると思いました。
手術は自分で決める事だということは百も承知ですが、先生のアドバイスを伺った上で考えたいと思います。

 

よろしくお願いします。

 

 

投稿者名:五味院長

タイトル:多汗手術に関する情報


 

ATGCさん。

 

大変理路整然とご自分の考えを説明できる方ですし、ご自分のことは全て理解されているようですので、あなたには医学的情報を提供するだけで、正しい選択ができることでしょう。

 

まず、あなたの腋下多汗症のタイプですが、Y・Yさんの「精神性発汗型多汗(エクリン腺多汗)」とは違い、「わきが型多汗(アポクリン腺多汗)」と思われます。

「わきが型多汗」は、腋下にアポクリン腺という汗腺が通常よりたくさんあって、アポクリン腺からの発汗が原因となるものです。
わきが臭との関係は、実はアポクリン腺は人によりその性質が異なるのです。
つまり、同じアポクリン腺でも汗より臭いを主体に出すものと、臭いより汗を主体に出すものがあり、後者のアポクリン腺はエクリン腺と形態が似ているため「アポエクリン腺」と呼ばれています。

 

もう一つ、あなたの場合には生理の前などに腋がなんとなく張れた感じがしたことはありますか?
もしそうなら「副乳多汗症」の可能性もあります。
副乳多汗症はわたしが最初に発見した腋下多汗の一種で、乳腺組織が腋の下にも存在するものです。汗腺組織は発生学的にはもともと乳腺から進化したものといわれており、特に腋下の副乳は特異的に発汗作用が強いのです。

いずれの場合も、手術法は基本的には同じです。

 

ただし、手術による減汗効果には差があります。
汗は、アポエクリン腺型>アポクリン腺型>混合型>副乳多汗>エクリン腺型 の順に減ります。
ですから、あなたが発汗がアポエクリン腺が主体のタイプであるとしたら、80%から90%の減汗が期待できるわけです。
アポクリン腺が主体のタイプでしたら70%から80%くらいです。

副乳多汗症は術前に診断することはまれで、通常、精神性発汗型という診断の元で手術を進めている過程で乳腺組織が偶然見つかり、診断できるのです。副乳があれば、当然摘出する必要があり、その結果、より多くの汗が減ります。

 

わたしが、体臭多汗手術が器械でなく、皮下を確認しながら行う「直視下手術」でなければならないことを主張しているのは、100%アポクリン腺を摘出する理由以外にも、このようなこともあるからです。
器械には目がありませんから、仮に「副乳」が存在しても見落としてしまいより多くの汗を減られる機会を失ってしまいます。

 

次に多汗症の治療とわきがの治療との関係ですが、わきが型多汗の治療をした場合にはアポクリン腺は当然100%摘出されるわけですから、結果的には「わきがの治療」も兼ねていることになります。

 

また費用のことですが、分割、やローンの制度、さらに学生さんには一時免除の制度もありますので電話にて担当者に直接相談してください。

 

手術後の通院や経過については、過去ログ(手術にについてはまとめました)に詳しく説明してありますので参考にしてください。


 

 

投稿者名:Y.Y

タイトル:手術に対する不安


 

ご返答ありがとうございます。感激しております。

 

私は手術に対する大きな抵抗感があります。以前某美容整形外科に手術の相談をしに行ったことがありますが、そのときも相談中に涙が止まらなくなってどうしようもありませんでした。なぜ手術が嫌だかというと、まず手術が怖いということです。手術自体は初めてではありません。昔盲腸の手術をしましたがとても怖かったしつらかったです。それや、身内たちの手術後の経過を看たときも、とてもつらそうでした。それらの記憶が鮮明に甦ります。次に手術をしても完全に治らないということです。もし、先に記述した不安を乗り越えても、完全に汗が止まらないのならばやはり手術はしたくないと思ってしまいます。そして、手術をしたとしても、私の性格からして「手術をした」という事実が一生頭から離れないような気がします。でもまずこういう性格を直さないといけないと思い実行中ですがなかなか一筋縄にはいきません。そういえば、直接関係ないかもしれませんが私は約3年間円形脱毛症です。このことも踏まえて、汗は精神的なものかとも思い、メンタルクリニックで抗不安剤などを処方していただいたこともありましたがさほど効果はありませんでした。

 

時間がかかってもかまいません。できることならば手術せずに治したいです。私はわがままでしょうか。

 

 

投稿者名:五味院長

タイトル:不安なのが当たり前なのです。


 

Y・Yさん。

 

あなたは、手術に不安や恐怖を抱くことを、なにか性格的な欠点や弱さのためというふうに考えていますが、それは間違いです。

手術は、だれでも怖いのです。できればそのような怖いことをだれだってしたくはありません。

 

先日、歯医者さんで歯の治療を受けた時、あの例のギリギリのドリルをされている間中わたしの足は震えていました。
歯に麻酔をされそうになった時、おもわず「先生、お手柔らかにお願いします」と懇願してしまいました。毎日手術で麻酔をしている、医者の私でさえこのありさまです。
まして、手術など一生に一度か二度の出来事でしょう。
怖がるのが当たり前です。
不安なのが当たり前です。
そのことで、決して自分を弱い人間のように思う必要はありません。

 

それでも、あなたにとってやはり「汗を止めたい」という願いは深刻だと思います。
ただ今回の質問を拝見して感じたのは、あなたにとっての「汗の問題」は、あなたの「メンタルな問題」と切り離して考えることは出来ないようです。
多汗の悩みはあなたの生活全般での心の葛藤の一つのようですね。

 

それに、あなたは「汗を減らしたい」だけではなく「汗を止めたい」と思っているようですので、やはり手術療法以外の方法を考えた方がよいでしょう。
あなたが、ワキガ型多汗であれば、「ほぼ止める」くらいの汗は減りますが、あなたのケースは精神性発汗タイプですので、多分60%から70%の減汗効果だからです。

 

さて、そこであなたの場合にはやはり精神性発汗の治療のファーストチョイスである「自律訓練法」を試みたらどうでしょうか。
自律訓練法の仕方については、わたしの「もう汗で悩まない」という本にも説明してありますし、本屋さんでは、もっと詳しいものもたくさんあります。
また、自分でも出来ますが、やはり最初は「心療内科」などで専門のセラピストから指導を受けられるのが良いと思います。

 

ただし、これは前にも言いましたが、自律訓練法をするとき絶対に「汗を減らすこと」を目標にしてはいけません。
汗は、減らそうとすればよけい出てくるからです。
治療の目的はあくまで汗が出ても「安心すること」です。
つまり、あなたの心のなかでかなりの部分をしめている「不安」と決別することなのです。
このことを忘れないように頑張ってみてください。

 

 

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