活性酸素が効果ありました
投稿者名:馬吉
タイトル:活性酸素効果がありました
馬吉です。先生、お久しぶりです。 今日はいつもの体臭の質問ではなく、今度は本当に嬉しいことがあってメールしました。 実は最近、かなり臭いが減ってきたんです。本当です。 いつもはシャワーを浴びても、すぐに臭うか、1,2時間もすると臭いが強くなってしまうのですが、最近、8時間くらいは臭いが出にくくなってきたんです。体がベトつく感じの汗もなくなってきました。 結論から申し上げますと、活性水素水のおかげだと思ってます。活性水素は活性酸素と結びついて、水に変えてしまうそうで、毎日3リットルほど飲んでます。それとビタミンCの服用です。 今回の水が効いたとすると、私の臭いはストレスが主たる原因なんですね。怖いです。でも、こういう臭いのケースは日本人特有なんでしょうか?ある意味、体臭を一つの個性として捉える外国ではこういう私のケースは少ないんでしょうね・・・。 交感神経遮断術も、4回目の腋臭手術も受けなくて本当によかったです。先生のおかげです。 ただ、精神性発汗は無くなってません。臭いに対してのトラウマがどうしても頭から離れないみたいです。これがかなり難しいです。 取りあえず今はこんな状況です。また、何かありましたら、先生にご報告したいと思います。 活性水素水、アポクリン腺型の腋臭以外の患者さんに一度お奨めしてみてはいかがでしょうか? すいません、出すぎた真似いたしまして。それでは失礼します。
タイトル:Re:活性酸素効果がありました
先生、こんにちは!いや、こんばんはかな?(笑) 私の投稿を掲示板に、ですか? はい、是非使って下さい! ただ、一つお願いしたい事があります。今、私は活性水素水を飲み始めて20日くらいなんですが、まだ、多少の臭いが残っているという事。そして、先生がいつもおっしゃるように、体臭の原因は人それぞれあるので、すべての人に効くわけでは無い事。 そして、ネット上で販売されている、活性水素水は時間が経つと活性水素が揮発?して抜けてしまうようなので、この部分も注意が必要です。私は売られている活性水素水に更に、活性水素が発生するスティックを入れて、24時間たったものを、一日2リットル飲んでいます。 以上の3つの部分に関して、先生が注釈をつけてくれれば幸いと思います。 それでも、先生。私の場合にはこの水は効果絶大ですよ! 今日は比較的に暖かい感じで、しかも運動をしたせいか、かなり汗をかいたんですが、以前ほどに臭わないんです。汗がひくと石鹸のかおりが残っているような感じです。 あとは自分の気持ち次第ですね!!
投稿者名:五味院長
タイトル:活性酸素と体臭
馬吉さん。おしさしぶりです。あなたの近況を聞き、私自身も非常にうれしいです。 あなたから、活性水素水が効果的であったというメールを頂き、ぜひみなさんにも紹介したいということで、掲示板に追加記載させていただきました。 活性水素水が、どのような機序で体臭を予防しているかは医学的にはまだエビデンスがありませんが、仮に本当に効果があるとしたら、活性酸素との関連においての可能性が高いでしょう。 そこで、今回はこの活性酸素について説明しましょう。 人間は、食物として摂取した栄養素を大気から吸入した酸素で燃やすことで活動のエネルギーを得ています。酸素はエネルギーを得るためには必須のものですが、同時に活性酸素(フリーラジカル)に変わる性質があります。活性酸素は非常に反応性の高い物質で、生体に様々な障害をあたえます。最近では、癌や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病のほとんどがこの活性酸素と関連していることが判明してきました。 体臭とて例外ではありません。 人間の体の細胞膜は脂肪酸でできています。また皮膚の皮脂腺にも脂肪酸がたくさんあります。 ところが電子的に非常に不安定な活性酸素は自分が安定するために、脂肪酸から電子を奪う性質があります。電子を奪われた脂肪酸は、「過酸化脂質」となって、今度は他の脂肪酸から電子を奪い、もうひとつの過酸化脂質を生じ、それがまた違う脂肪酸に反応するという悪循環(自働酸化といいます)をきたします。酸化された脂肪酸は、最後には分子量の小さい短鎖の脂肪酸やアルデヒドとなってしまいます。このような分子量の小さい物質は、飛躍性があるため空気中を飛んでいって、鼻粘膜の嗅覚細胞のレセプターに結合するニオイ物質そのものなのです。 加齢臭で有名な「ノネナール」は、活性酸素が皮脂腺のパルミトオレイサンという脂肪酸を酸化分解してできたものです。 実際には、若い人でも、活性酸素や過酸化脂質が増加すると、ノネナール以外の多くのニオイ物質が生産され、体臭の原因となります。 ですから、体臭を抑える一つの方法は、この活性酸素を抑制することでもあるのです。そのような働きを生体内でする物質を「抗酸化物質」と呼びます。 過酸化水素水がなんらかの機序で、このような抗酸化作用を有するなら、それが体臭を予防する可能性もあるわけです。 しかし、現在のところ医学的には活性酸素水の抗酸化作用については分からないことも多いのです。 抗酸化作用には、活性酸素(フリーラジカル)の生成そのものを抑制する「予防的抗酸化物」と、一旦できてしまった活性酸素の働きを抑制、消去する「補捉型抗酸化物質」とがあります。 前者には、SOD、カタラーゼ、などの酵素があり、後者にはビタミンCやE、などがあります。 活性水素水の働きとしては、フリーラジカルを中和するような「補捉型の抗酸化作用」の可能性がありますが、この辺の事情はまだはっきりとは分かっていません。 いずれにせよ、馬吉さんが自分自身体験され効果があったということなら、そのことは事実であるわけですから、例えメカニズムが不明といってもその事実を否定する必要はないでしょう。 もうひとつの可能性としては、「効果があった」という事実が、あなたのストレスをかなり軽減しているのでしょう。体臭で悩んでいる人は、対人関係に非常に緊張を強いられ、無意識的に非常に多くのストレスを溜め込んでいます。 実は、若い人の活性酸素が生成される大きな原因のひとつは、このストレスなのです。 活性酸素が抑制されることで、体臭が減少し、その事実が自信となって、対人的ストレスを軽減し、さらに活性酸素が減少して、体臭が少なくなるという「正」の循環が起きたとしたら、その元となった活性水素水には、実際の効果以上の効果があったといえるでしょう。
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