投稿者名:五味院長
タイトル:急な体臭変化は一応注意してください
おにあしさん。
「結構悩んでい」らっしゃるのは、ご主人ではなくて、奥様の方とお見受けしましたが、「男臭い」匂いであるなら、それは一種の魅力のようにも思います。
ただ、沖縄への移住での環境や食生活の変化による体調の崩れが体臭変化の原因となったなら、その体臭は生活を改善されるための「警告」と受け止めて、なんらかの対応が必要でしょう。
その場合には、もう奥様だけの問題ではありませんので「ご主人」にも一緒に悩んでいただくのがよいでしょう。
そのような意味で、まず糖尿病や肝臓などの検査を受けられることをお薦めします。
急に体臭が変化した場合にはまず、これらの疾患の一部分症状として体臭の変化が表れることもあるからです。
次に疾患的な要因が否定された場合には、やはり食生活の変化が一番考えられます。
特にご主人の場合には、豚料理などの「動物性の脂質やたんぱく質」を多く摂られるようになったということですから、それらが皮脂腺や(例えワキガ臭をつくるほどの量でなかったとしても)アポクリン腺を刺激して体臭を強くしている可能性は十二分にあります。
しかし、郷に入りては郷に従うのが筋ですから、沖縄料理を控えなさいということではありません。
現地の人は豚料理を食べたら何かほかの野菜などを一緒に食べているはずですから、それを十分観察して食生活の改善をするのがよいでしょう。
皮脂腺等へ分泌刺激は、動物性脂質の量だけでなく、そのバランスも影響していることも忘れないようにしてください。
また運動不足と体臭との関係はかなり密接です。
本人は、仕事で十分運動をしているつもりになっているかもしれませんが、ただ「体を動かす」ことと「有酸素運動」とは全く異なります。
体臭予防効果のあるのは、あくまで抹消の血管まで十分酸素が供給されるような「有酸素運動」であることもご主人に教えてあげてください。
男性ホルモンと体臭の変化は、勿論関係があります。
しかし、思春期ならば別ですが、29歳の働き盛りの大人が急に男性ホルモンが増えたということはあまり考えられません。
(沖縄に行って精神的に若返ったのかもしれませんが)
髪の毛が薄くなることと体臭とは当然関係がありません。
しかし、あなたがその事実(髪が薄くなったこと)をご主人に指摘することがショックとなるようなことがあれば、ストレス性の体臭増加の遠因ともなります。
このへんの配慮は妻として十分なさるようにわたしからもお願い申し上げます。
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