投稿者名:五味院長
タイトル:足の汗対策のコツ
ながこ様
手のひらや脇の下と同様に、最近「足のうら」の多汗で悩まれている人が増加しています。
足の裏は、身体の中でも手のひらと同様に最も汗腺が密集した場所です。
しかも、足は靴下、ストッキングさらにブーツや革靴などで密閉されるため当然、足の温度はあがり、汗も蒸発せずに湿気がおびてくる場所なのです。
しかもその上に、手のひらの多汗と同様に、足のうらに「精神性発汗」をする人が増えています。誰しも緊張や興奮したとき、手に汗を握った経験はあるでしょう。でもそのような場面が過ぎると汗は自然に止まるものです。
ところが、会社や学校での日常のごく普通の場面でこのような汗をかきつづけて止まらなくなる人がいます。足でも同様なことがおこります。
これは、なにか偶然のきっかけで足のニオイが気になったり、汗をかいてしまい、足をことさら意識してしまった結果、「汗をかくまい」、「汗をかきたくない」と思うほど悪循環になりかえって汗をかく結果になってしまうのです。
このような「精神性発汗」は、ほんのちょっとしたコツで簡単(?)に抑えることができることもあります。
その「コツ」とは、「もっと汗をかいてやろう」と努めることです。
夜眠れないとき、眠ろうとすればするほどかえって目が冴えてしまい、逆に朝まで起きていようと開き直ったとたん寝てしまった。そんな経験がありませんか。
「望みが強すぎると欲しいものは逃げていく。逃げてばかりいると怖れていたものが出現する」これは人間の心理をついた言葉ですが、その応用です。
汗をかくのが嫌ならそれを無理に止めようとせず、逆にもっと汗をかこうとする。こんな簡単(この気持ちがあなた達には簡単ではないのですが)な方法で実に効果的なのです。
一度、試しに次のようなことをしてもてください。
身体のどこか(手のひらでもいいです)に神経を集中して、その場所に流れるほどの大量の汗をかこうと努力することです。
どうでした。汗をかくことが出来ましたか。答えは、ノーです。
汗というものは、汗が嫌いな人が好きなものなのです。
汗をかかないコツ。それは「汗を好きになる」ことです。
他にも汗を抑える方法はありますが、また別な機会に説明しましょう。
|