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 ワキガの人って異常にニオイに敏感ですよね

 

 

投稿者名:らんらん

タイトル:【憩】臭覚とワキガ



ワキガの人って異常に匂いに敏感ですよね。自分が悪臭を発してないかとか
少しでも匂うかとか、人が全く気にしてない、きずいてないくらいのことでもすっごく自分の(臭い)匂いがきになりますよね。それ以来というもの、私の臭覚は鋭くなり、みんなが匂わない様なものでも一番になって匂うんですけど、皆さんはワキガで気を(異常に)つけだして以来、臭覚に優れたと思いません? ちょっとした匂いでも敏感に反応するようになってしまいました。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:嗅覚の認知の仕方について



らんらんさん。

ご自分の体験に基づいた非常に興味のあるメッセージです。
体臭を気にしてから、嗅覚が敏感になったという体験は、嗅覚の認知の仕方の特徴でもあるので、ここでニオイの認識の仕方について説明します。

ニオイ成分は、この地球上に20万から40万種類もあると言われています。
当然、われわれの鼻はそれらの一つ一つをかぎ分けるわけにいはいきませんから、嗅覚はニオイをある「感じ方」のグループに「仕分け」作業をするのです。

具体的には、鼻の天井にある嗅細胞の付着したさまざまなニオイ成分は、電気刺激となり、一次の嗅覚中枢の嗅球というところで、おおざっぱに「識別」され、最後は、大脳皮質の嗅覚野というところで、細かく識別し「意味付け」がされて、「柑橘類の匂い」、「汗の匂い」、「快・不快」などというさまざまなニオイ感覚が生ずるのです。

しかし、このようなニオイ意識を持つためには、その過程で、「視床下部」や「海馬」といった、人間の感情・本能や記憶に関係する中枢と密接な連絡をとりあっているのです。

例えば、あるニオイが「不快」と感じるためには、過去のニオイ体験によるニオイ記憶が大きく影響します。
たとえば、今の若い人は「キンモクセイ」のニオイをトイレの臭いと不快に感ずるそうですが、これは生まれたときから、トイレには芳香剤があるのが普通ですから理解できますね。

同じように、普通の汗のニオイでも、なにか緊張するような嫌な場面で嗅いだ体験があると、それ以降、ただの汗くささでも「不快」で「イヤなニオイ」と感ずるようになることも多いのです。

つまり、体臭を気にする人は、そのようなニオイ体験が豊富なため、それに類するニオイの識別能力が高まるわけです。

ですから、必ずしも嗅覚能力や識別能力が敏感になるわけではないのですが、らんらんさんが経験するように、ある特定のニオイ類に対する「感じ方」は敏感になることはありえるのです。

 

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