投稿者名:匿名
タイトル:【憩】ピンクの汗
はじめて書き込みを行うものです。宜しくお願い致します。 何時のころからか分かりませんが、下着の腋の部分にピンク色の 色素が付着するようになりました。 汗はよくかく方だとは思いますが、色素が付着するようなことは 以前はありませんでした。これは何らかの病気の表れなのでしょうか? カバは血の汗をかくとか言いますが、人間にもこのようなことが 起きているのしょうか。
投稿者名:五味院長
タイトル:【憩】お答えします
お答えします。 腋臭の人が、下着の腋の部分に「色」がつくことはよくあることで、逆に下着の色がつくことが腋臭の診断に応用されるほどです。 腋臭の場合には、アポクリン腺の分泌物に「リポフスチン」という色素や「鉄分」が含まれているための現象です。 しかし、この場合の色は、日本人では通常「黄色」や「茶色」が普通です。 「ピンク」に下着が着色するということは、わたしの経験ではありませんでした。 確かに、カバやカンガルーの汗は、赤いと言われますし、汗血馬というような言葉もあります。 人間の場合にも「色汗症」というものも報告されています。 一番多いのは、通常のエクリン汗が皮膚の上で、細菌や真菌、又塗料などの化学物質と反応して、着色される場合です。 次は、先ほどのアポクリン汗に色素成分が特別多く含まれて分泌されることです。これは、黒人や白人などに多く、黒人ではシャツが青く染まることもあります。また白人では、顔や乳汁の中に、アポクリン腺からの青い汗が分泌される症例の報告もあります(わたしは見た事はありませんが) しかし、これらは特別病気ということではなく生理的なものです。 病気のときに汗に色がつくのば、汗の中に血液が入ったときです。 これは「血汗症」といい、皮膚に出血したとき汗に血液が混じることで生じます。 血友病や紫斑病のときに、稀ですか下着が赤く色がつくことがあります。 あなたの場合には、腋だけですから、このような病気の心配はまずないと思いますが、一応内科の先生に検査をしてもらってもよいでしょう。 一番考えられることは、制汗剤や石鹸等の化学物質と汗とが反応して色がつくことです。 一度、全てのデオドラント剤等の使用を中止して様子を見たらどうでしょうか。
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