投稿者名:五味院長
タイトル:アロマテラピーの生活への取り入れ
みんみんさん
あなたの場合には、「臭いを出す」体の方が変わったのではなく「臭いを感じる」嗅覚の方が変わったのではないかと推察します。
つまり1ヶ月前にあなたの体臭が急に強くなったのではなく、あなたのニオイを感じる鼻粘膜にある「嗅覚細胞」かその先にあるニオイの快不快を判断する「嗅覚中枢」の方になにか「ニオイの捉え方」の変化があったということです。
人間の嗅覚は、ニオイ成分が鼻粘膜の嗅細胞に結合すると、嗅神経を、電気刺激となって大脳皮質の嗅覚中枢に伝わり、そこでどのようなニオイなのかや快不快を判断しているのです。
この過程で、例えは鼻の病気やアレルギーなどで鼻粘膜に変化が生ずると時に ニオイの感じ方や強さが変わることもあります。
さらに、ある一定のニオイに対して特別不快な強烈なニオイ体験があると大脳に記憶され、それ以降同じニオイを嗅いだ時に今までとは異なる感覚で捉えるようになることもあります。
これらは日常よく経験することです。例えば、風邪をひいた時食べ物の味も匂いもいつもとは違って感じたり、いままで好きだった食べ物の匂いが食あたりをしてから嫌いになるといった具合です。
みんみんさんの場合にも同じことが言えると思います。
なにか体調の変化があったとき、朝起きたらいつもの自分と違う匂いを感じてしまい、異常に体の匂いに神経質になった。
それが高じて、今までもなんとも感じなかった他の場所の匂いまで気になり始める。
このような悪循環が生れている可能性があります。
最も効果的な治療は「何か他のことに関心を向ける」ことです。
一番いいのは何か夢中になれる趣味に没頭することです。
または、簡単なハーブの香りを生活の中に取り入れることもよいでしょう。
アロマはあまりむずかしく考えないで、例えば寝る前に枕元に好きなハーブのエキスをテッシュに1〜2滴たらしておくだけでも神経が自分の体から外に向くようになります。
ハーブは始めは1種類からはじめて、慣れてきたら色々な組み合わせ自分なりに工夫するのもよいでしょう。
もしかしたらアロマテラピーが趣味になるかもしれません。
いずれにせよ、大切なことは自分の体臭以外に関心が向くような生活の工夫をすることです。
|