わきが・体臭・多汗 ミニコラム
介護が香るアロマ介護のすすめ
五味クリニック院長
五味常明
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今回は、ニオイを取り除くという発想ではなく、生活に匂い、つまり香りを取り入れること、特に介護の現場にアロマテラピーを利用する方法についてお話ししましょう。
アロマテラピーは、さまざまな植物の香りを使って心と体を癒すものです。
生の植物をそのまま使うこともありますが、アロマテラピーで主に使うのは精油といって、植物の成分を濃縮したものです。精油の香りが、鼻から脳へとたどり、過去の記憶を呼び起こしつつ、自律神経や内分泌、免疫をコントロールする部分に働きかけて、心身をリラックスさせたり、さわやかにしてくれます。
これらの効用は、お世話を受けるお年寄りだけでなく、お世話をする介護者の心身にも働きかけ、介護疲れを癒してくれます。
介護の現場にもアロマテラピーを取り入れて、「臭う介護」から「香る介護」へ、「つらい介護」から「楽しい介護」へ、ぜひ踏み出していただきたいものです。
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