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 岩盤浴の定義と皮脂の役割


投稿者名:サンディー

タイトル:岩盤浴についてのアドバイスお願いします


 

はじめてWEB SITEのコラムをみました。
私は、福岡で岩盤浴のお店の店員をしています。開店して、3ヶ月。いろいろなお客さんに出会ってきて、汗をよくかかれるヒト、そうでないヒトと、さまざまなタイプがいるようです。
実際、私は岩盤浴室で作業や、接客、あと、入浴をして、確かに、体脂肪が軽く5%は落ち、っと思ったら、体重も落ちて、体もずいぶん軽くなっています。
今日聞きたかったことは、お客様のことなんですが、毎週1回こられる40代前後の女性なんですが、うちの店に来る以前からいろんな岩盤浴には行かれてるんですが、1時間の入浴をしても、ほとんど汗をかかないのです。「1年近く通っていてもよくはならないし...」と、いわれてました。どこかからだが悪いのでしょうか。ほとんどかかないっていうのは、浴衣に手のひらくらいの汗の量しか出ないんです。水はちゃんと飲んでいます。彼女の体の中で何が起こっているのか、ぜひ教えてください。

あと、岩盤浴で出る汗は、普段の汗とは違って、さらさらで、シャワーは必要ないと、伝えているのですが、それでも信じられるヒトが少なく、入浴後にシャワーを使ってしまう方が多いんですが、なにか、ほかに説得できる方法はございませんか?


先生の載せている岩盤浴についてのアドバイスはすごくいい勉強になりました☆☆


追伸 福岡では、おそらく関東より、岩盤浴がはやってます!
こっちじゃ、天照石が圧倒的に多いです。
うちでは、韓国の鉱石『天寿石』をつかっています。石が違うと、大きな効果のちがいとかあるのでしょうか。。。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:岩盤浴の定義と皮脂の役割について



サンディーさん。
最近、岩盤浴サロンのスタッフの方からの専門的な質問が増えていますので、前回につづいて「岩盤浴」について少し詳しい説明をしましょう。

先日、日経ヘルスの記者の方から伺ったのですが、今、全国で「岩盤浴サロン」と言われるものが30〜40箇所くらい(もっとありそうですが)あるそうです。
この数字はは多いのか?少ないのか?
私はその効能のすばらしさに比して「無いに等しい」と思います。

ただ、「岩盤浴」という定義さえまだされていない現状ですから、全国では違う名前で利用されている施設はもっとあるかもしれません。

ここでは、私の専門とする、発汗生理学の立場で「汗かき健康法」としての「岩盤浴」について説明することにします。

その前に、「岩盤浴って何?」です。つまり定義をしておきましょう。
汗の生理学的にみて、私は「岩盤浴」を次のように定義しています。

「自然の鉱石や堆積土から得られるプレート(またはそのままの岩盤に)に熱を加え、その上に横になることで生体に温熱効果を期待する湯水のない温浴法」というものです。

岩盤浴が、「発汗健康法」となるためには、プレートから最低、「遠赤外線とマイナスイオン」の両方が放射されていなけばなりません。遠赤外線とマイナスイオンの相乗効果によってさまざまな生理活性が生ずるからです。どちらか一方では岩盤浴とは言えないでしょう。
特に遠赤外線の方は、4〜14ミクロンの波長の生体にやさしい「生育光線」といわれるものを主に放射するものでなければなりません。

さらにオプションとして、鉱石によっては、ラジウムやラドンなどの微量放射線が含まれるものがあり、これはその岩盤浴の生理活性や免疫力をさらに高めるような効果をもたらし、各地の岩盤浴温泉の効能や特徴の差ともなります。

ただ、「汗かき健康法」の観点から言えば、この微量放射線は必ずしも必須のものではないと私は考えています。

ですから、生育光線の含まれる遠赤外線とマイナスイオンが放射される自然物(又は遠赤外線のみでもマイナスイオンの発生を別な方法で付加できるなら)であれば、どのような鉱石や堆積土からでも「岩盤浴」はできるのです。

岩盤浴が、北海道や秋田県、九州から広まったのは、そのような鉱石が多く採掘されたからです。

有名なのは、北海道の上の国町のブラックシリカ、秋田県玉川温泉の北投石、熊本県の天照石、さらに台湾の北投石、そしてあなたのサロンで使用されている韓国の天寿石などは、それぞれ非常に生理活性が高く、それゆえに非常に貴重で希少です。

そのため、良質の岩盤浴原料の確保が大変なのです。
岩盤浴が今まで、サウナのように普及しなかった理由は、自然原料が高価であり、加工技術も難しかったためではないかと思います。

しかし、それは岩盤浴に微量放射線が必須と考えるからです。

例えば、生育光線を含む遠赤外線なら、全国でかなり豊富に埋蔵される「珪藻土」をうまく加工し、それにマイナスイオン放射するプレートを付加することでも可能です。

また、必ずしも自然鉱石にこだわらなくとも、科学的に合成したものでも「遠赤外線とマイナスイオン」は放射できます。
実際に、大阪の野澤技研という会社では、セラミック技術を応用して、合成の岩盤浴パネルを開発しており、併設の「ゆとり」というトータルリラクゼーション・サロンで既に実用化されています。

実は、私自身自分で即席の「手作り岩盤浴」をしたことがあります。

石川県の能登半島にある珠洲市では村おこしとして、「珪藻土」を採掘しているのですが、この珪藻土は600万年前の海藻やプランクトンが化石になったものです。
(以前TBSのウルルン滞在記で土を食べる民族のことが放送されていましたが、それがこの「珪藻土」です)
珪藻土は、活性炭のような微細孔になっているため、部屋の消臭剤として利用されますが、たくさんの珪素を含んでいるので、加熱することで遠赤外線も放射できるのです。

どうやって、手作り岩盤浴にしたかというと、トライアズという会社から送ってもらった珪藻土のブロックを数個電気毛布の上に置いて、その間にさらに炭を置いて、その上にまた毛布を敷いて、熱を加えて、寝てみたのです。(バカなことをする人もいると笑わないでください)
そしたらどうでしょう!温度が低いので時間はかかりましたが、岩盤浴サロンと同じような気持ちの良い汗がうっすらとでてくるのです。本を読みながら横になっていたのですが、気持ちがよいのでウトウトと寝てしまったのです。
多分珪藻土からは遠赤外線が、炭からはマイナスイオンがでていたららだと思います。


「岩盤浴、夜明け前」の今、私が言いたいことは、希少な自然鉱石にこだわっていると、サウナのような普及は難しいと思います。
各メーカーが競いあって、新しい手軽に応用できる岩盤浴パネルを作成してほしいと思います。

ですから、「鉱石によって効能が異なるのですか?」という質問ですが、温泉の「湯治」というような治癒的な意味で、「岩盤浴治」を期待するなら確かに鉱石の産地によって異なるでしょう。
しかし、「汗かき健康法」とい観点からリラクゼーション健康法を期待するなら、遠赤外線とマイナスイオンの両方が放出されるならば、どこの産地の鉱石を原料としても、また合成されたものでも、「効能は同じ」しかも「十分」と考えてよいでしょう。

そうなると、あとは簡単です。

なぜなら、岩盤浴は水もお湯もいらないからです。
設備関係で、もっともコストがかかるのが水周りです。

さらに、シャワーも不要です。

ここからは、あなたのシャワーの是非の質問の回答です。

サウナの後そのまま出る人はいないでしょう。シャワーを浴びなければ気持ちが悪いからです。
それが、濃度の濃いダラダラ汗だからです。

ところが、岩盤浴は、前回説明の通り、水に近いサラサラ汗のため、シャワーを浴びずにそのまま出ても気持ちが悪くないのです。
ところが、「汗をかいたらシャワーしないと不潔」と既成概念にとらわれている人が多いのです。

そこで、あなたのお客さんには次のように説明してあげてください。

岩盤浴の後に、シャワーを浴びるのは「もったいない」ことですよ、と。

それは、せっかくの岩盤浴の効能をシャワーとともに洗い流してしまうからです。

人間には、皮脂膜が必要です。
皮脂膜は、皮膚をしっとりとさせるだけでなく、体のバリアーとなり、皮膚の水分の漏出を防ぎ、善玉の常在細菌叢とともに外からの悪玉細菌などの外敵の浸入も防いでいます。
さらに、皮脂膜が健康だと、汗から分泌される免疫グロブリンと常在細菌が共同して、皮膚免疫力を高めてくれるのです。

「健康な皮脂膜」とは、皮脂腺からの「良い皮脂」とエクリン腺からの「良い汗」とが出会い、うまく混ざり合ってつくられるのです。

「良い皮脂」とは、皮脂腺の中で酸化される前に出てくるフレッシュな油です。「悪い皮脂」は、ニキビのときの皮脂や油症の人の皮脂のように、皮脂腺の中で貯留し酸化された古い油で、そのためニオイや皮膚への刺激性が強いのです。

岩盤浴でなぜ「良い汗」がかけるかは既に説明しましたが、岩盤浴では、「良い皮脂」もかける(分泌される)のです。

皮脂腺は、ストレス等でその出口が閉塞されやすく、皮脂腺の中に溜まった皮脂は活性酸素で酸化されやすく、それらの「酸化皮脂」が分泌されても、健康な皮脂膜ができません。

ところが、岩盤浴の遠赤外線は、共鳴振動という作用で皮脂腺の新陳代謝をさかんにして、酸化された古い皮脂を排泄して、新しい新鮮な油を皮膚に供給するのです。

この「良い皮脂」と「良い汗」とが、皮膚面で一緒になるのですから、「よい皮脂膜」ができないわけはありません。

良い皮脂膜は、前述の通り、免疫力を高めて、健康を保ってくれるのです。

そのような「良い皮脂膜」をシャワーで洗い流すのは、もったいないでしょう。

最後に、岩盤浴でも汗をかかない人がいるのはなぜか、という質問ですが、体質以外では、例えば甲状腺機能が低下している場合や、神経疾患や皮膚疾患で汗のかきにくい人はいます。
まれですが、自己免疫疾患のシェーグレン症候群と言う病気では、汗や涙や唾液がほとんどでないこともあります。

これらの場合には、やはり原疾患を治療することが先決でしょう。

ただし、体質的に汗のかきにくい人の場合には、岩盤浴を続けていると、「ある日突然」うまく汗がでてくることがあります。汗腺機能と体の中の健康とがバランスがとれるからです。汗というのは、汗腺だけが一人歩きしているのでなく、体の細胞の代謝能力と連絡をとりあってかいているのです。
体の中の細胞が十分に代謝できるようになるなら、ある日突然汗腺の出番がくるのです。
今皮膚面からは汗をかいていなくても、体の中では、汗をかける準備をしているのです。

それまでは、じっくりあせらず、岩盤浴でストレスを発散するリラクゼーションと考えるのも大切でしょう。

 

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