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色素沈着と再発との関係


投稿者名:ねこりん

タイトル:なぜ術後色素沈着するのですか?



はじめまして。
わたしは21歳の学生です。
ワキガと多汗症に悩んでいます。
白いシャツには黄色いしみができるし、耳垢は柔らかく、
とにかく脇にしずくが滴り落ちるくらいに汗をたくさんかきます。
また、人付き合いもうまくいかず、スキンシップなんてもってのほかです。
家では本当の自分を出せるのですが、外出する時は家を出る前から汗をかいたりします。
一人で買い物に行くより、学校などで友達と会うときのほうが異常に汗をかきます。
また、出不精です。
ここのクリニックのHPを見て、共感できることがたくさん書いてあって、
ますます自分の体質を実感しています。
ぜひ五味先生のところで手術を受けたいと思っています。
一つお聞きしたいのですが、
なぜほかのクリニックで行っている超音波法などの手術では
色素沈着はないのですか?


 

投稿者名:五味院長

タイトル:色素沈着と再発との関係



ねこりんさん。

素朴な疑問ですが、ワキガ手術の本質をついた非常によい質問です。
あなたの質問の中に、ワキガ手術の「再発の問題」への回答があるからです。

ワキガの手術は、手術後に「再発」が生じる可能性が高い手術なのです。
それは、ワキガの原因であるアポクリン腺の腺根(導管部)が、一部皮膚の真皮にまで入り込んでいるからです。
腺組織は、肝臓の移植でわかるように再生しやすい性質があり、アポクリン腺も導管部が残存してしまうと数年で再発してしまいます。

完全なるワキガ手術とは、アポクリン腺の本体だけでなく、導管部まで含めて100%摘出された手術なのです。つまり、導管部が入り込んでいる皮膚(真皮)の下層までを含めて「剥離」された手術なのです。

ところがです。真皮の下層には、細かい毛細血管が分布しています。
真皮の下層を剥離するということは、結果的にこの毛細血管も一緒に取れてしまうことを意味します。
この状態は、まさに火傷の皮膚移植つまり「植皮術」に他なりません。他から皮膚を持ってこないだけです。

だからこそ、タイオーバーという術後のガーゼ固定も必要になるのです。
だからこそ、皮膚にも色素沈着が生ずるのです。

逆に言うと、仮に色素沈着をおこさないような手術は、毛細血管が残存していることを、
つまりアポクリン腺の腺根が取れていないことを、したがって将来再発の可能性が高いことを意味するのです。

ですから、色素沈着とはワキガの手術にとって、その手術が完全であることの証明でもあり、完全であるための宿命でもあるのです。

この色素沈着は、数ヶ月もすると皮膚が元のように軟らかくなるにつれて(つまり毛細血管が次第に再分布するにつれて)次第に薄くなって、数年すると「ほぼ」元の色にもどるのが通常の経過です。

しかし、何事にも例外があります。
元々皮膚のメラニン色素の多い人や、術後のワキの動きが激しくて患部が開いた人などでは、ちょうど顔のシミのように薄黒く残ることもあります。

あなたがこのような色素沈着を気にするようなら手術は避けた方がよいでしょう。
今まで何度も強調しているように、このような「負の可能性」を受け入れられない人は、少なくとも当院では手術は受けることはできません。

わたしがあなたを、わたしの大切な患者として選ばせていただくとしたら、
あなたがわたしの手術で、体臭多汗の悩みが解消し、将来前向きな生き方で仕事や勉強に打ち込めるようになり、積極的な人間関係が築けるようになるという「正の可能性」を信じるからです。
そのようなあなたなら、意に反して、わたしのメスが引き起こした、ワキの傷や色素の沈着といったマイナスの結果も、気にはなるけれど、我慢はしてくれるでしょう。
その時あなたは、体臭や多汗という自分自身のアイデンティティー(存在意義)にかかわる悩みの解消が、体の小さな一部分であるワキに生じた傷や色素という新たな悩みよりはるかに大きいことを実感できるからです。


 

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