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汗の予期不安に有効な「森田療法」


投稿者名:はっぴー

タイトル:汗が気になり生活に支障がでます



五味先生、はじめまして。以前から、先生のお書きになられた本は拝見させていただいておりました。とても励みになり、助けられた事が多々ありました。


本日、メールをさせていただいたのは、実は精神性発汗が最近富みにひどく、悪循環をくり返してしまっているのです。自分でも病気なのではないかという程ひどく、このままではまともな生活が送れません。
昔から、緊張したり、人と接したりする時に、きまって滝のような汗が顔や腋にかくのです。


誰かと電車に乗ったりするときなど、一回汗を大量に掻いた経験から、乗る前から、暑かったらどうしよう?どうしよう?とい不安になり、きっとさほど暑くないのに気になって、流れるようなあせが出てしまうのです。
この間は会社で、みんなのまえで仕事をしていて、たまたまちょっと暑くて汗をかいてしまい、その事が気になって流れるような汗をかいてしまい、ひどく心配されました。それからは、もうみんなといるのが恐くて恐くて。


このままだと、生活にも支障をきたしてしまいます。
一度五味先生に見ていただいた方がよろしいのでしょうか?それとも診療内科などに通った方がよろしいのでしょうか?
お忙しいとは思いますが、お返事お待ちしております。よろしくお願いします。
私を救ってくれるのは先生だけです。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:森田療法などの集団療法も有効です


はっぴーさん。メール拝見しました。


汗が気にならない一般に人から見たらあなたの悩みは大げさではないかと思われるでしょうが、多汗症の悩みは「生活に支障」がでるほど大変なのです。しかもこのような悩みを抱いている人は決してあなただけでなく全国に数えきれないほどいるのです。

 

はっぴーさんには、この事実、つまり「汗で大変な思いをしているのは自分だけでなない」ということに注目してほしいと思います。
汗で悩む人の多くは「こんなに汗かきなのは自分だけではないだろうか?病気ではないだろいか?」という孤独な不安を抱いています。しかし、それは違います。同様な悩みを持つ人は世の中にたくさんいるのですが、問題はそのような人に日常出合うことがないことです。


一人で悩んでいないで、それらの共通の悩みを持つ人々が集まって、悩みを共有することは大変意味があるのです。

精神性発汗の治療は、今まで何度か説明してきましたが、それはいずれも自律訓練法など一人で行う孤独なものでした。
でも同じ悩みの人が集まってのグループセラピーは、このような孤独な不安を解消するメリットがあります。

 

実は、数年前わたしのクリニックでも「自己変容セミナー」という名前で多汗で悩む人々を対象にグループセミナーを開催したことがあります。
その時に出席者は反応は、「汗は悩みであることには変わりないけれど、私は全てではないし、汗をかく自分も認めることができるようになった」という意見がみられました。そして、汗を許せるようになったら汗の量が減った気がすると言う人が多くみられました。


つまり、汗といものは減らそうと思って減らせるものではなく、汗以外の何か他のものに関心が向いたとき結果的に減っているものなのです。
その時のパンフレットを添付しますので参考にしてください。

 

そのような意味でかなりの効果があったのですが、セミナーを運営するスタッフが大変で、準備等の時間も相当かかため、現在は残念ながら当院では中止していますが、全国ではこのようなセミナーを開催しているところがいくつかあるようです。
悩みは異なっても、「自分を変えたい」という気持ちは同じでしょう。
特に「森田療法」を取り入れたセミナーは、汗をかくのではないかという「予期不安」と取り除くためには有効のようです。
一度このような精神療法を考慮してみるのもよいでしょう。

 

 

【参考】
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多汗で悩む人のための
《自己変革セミナー》のご案内


はじめに

 暑い時に汗をかいたり、運動したときに汗をかくことはあたりまえです。体温を調節するために必要だからです。ところが、中には、暑くもないのに、又じっとしていても、手掌や足掌など体の特定部位だけに、異常に汗をかいてしまい、時には勉強や仕事にまで支障をきたすことがあります。これは、精神性発汗というメカニズムが異常に強く働いてしまうことによるものです。

 

 これらの多汗で悩む人には共通する特徴があります。まず性格的には、マジメで完璧主義の努力家です。対人的には非常に負けず嫌いな面が強いのですが、内心ではかなりのはずかしがり屋です。つまり、一人の人間の中に、外向的性格と内向的性格が同居して、絶えず葛藤してしまうのです。ですから、そのほとんどの人が、自分の本音の部分をストレートに他人に出すことには消極的です。

 

 次の特徴は、生育過程がたいへん似ていることです。具体的には、幼児期から親に嫌われまいとして、親の言うことを素直にきく“良い子”だったことです。裏返せば、自分をおさえて親の価値観を絶えず受け入れてきたとも言えるでしょう。この傾向は、社会や学校の対人関係の場面でも同様です。本当は自分の本音を出したい欲求が人一倍強いにもかかわらず、他人の気持ちを気遣って、自分自身をうまく表現できずに、絶えず不完全燃焼の状態にあるのです。精神的発汗のメカニズムは、以上のような心理的に不安定な状況の中で、特に強く働く傾向があります。

 

 このような理由で、多汗症の治療では、投薬や神経ブロック等の汗そのものを抑制する方法ももちろん大切ですが、それ以上に、その根本的な原因であるその人の〈性格傾向や思考傾向〉を変える必要があるのです。

 眠ろうとすればますます眠れなくなるのと同様、汗はおさえようとすればするほど、ますますたくさん出てしまいます。目標というものは、強く意識して追いかければ追いかけるほど逃げてしまうものなのです。


 多汗症克服のために最も大切なことは、汗を減らすことを目的とするのではなく、知らず知らずのうちに、結果として汗が減っていたという状態にすることなのです。このような意味で、今あなたに求められていることは、汗を減らすことではなくて、あなたの性格を変革すること、つまり〈自己変容〉を目指すことなのです。

 そのためのお手伝いをするセミナーが、今回、体臭多汗研究所が主催する〈自己変容セミナー〉です。汗で悩む多くの人が「こんな汗かきなのは自分だけではないだろうか」という孤独な不安を抱いています。それは違います。同様な悩みを持つ人々は、世の中にはたくさんいるのです。


 一人で悩んでいないで、それらの共通の悩みを持つ人々が集ってグループセラピーを受けることは大変意味があります。お互いに悩みを共有し、共感することによって、自分自身をより客観視することにつながります。つまり、人との出会いを通じて〈本当の自分〉〈もう一人の自分〉を発見することにもなるのです。この際、汗のことはとりあえず横においておいて、仲間とともに楽しみながら、殻で包まれた自分から脱皮していくこと、このことが結果的に多汗症克服の近道になるのです。

 

 参加者の年齢や職業などはそれぞれ異なっていても、みんな同じ悩みを持つ仲間です。決して恥ずかしがることはありません。気軽な気持ちでお越しください。あなたのご参加を心よりお待ちしております。

 

五味クリニック附属 体臭多汗研究所所長 五味常明

 

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*現在 このセミナーは行っておりません。



 

投稿者名:五味院長

タイトル:森田療法について


 

以前に精神性発汗の集団療法について書いたところ「森田療法について教えてください」というメールが何通も届きましたのでここで説明します。

 

わたし自身は、森田療法そのものを専門に勉強したわけではありませんのでさほど詳しくはありませんが、文春の「こころのクリニック」に大登先生が森田療法について分かりやすく説明していますのでここに紹介します。

 「 森田療法というのは、森田正馬先生が、「神経症」の治療や「神経質」の改善の方法として生み出したものです。
森田先生によると、神経症に特有な強迫観念(予期不安も入ります)は次のようなメカニズムで生じます。

もともと細かいことが気になりこだわる性格の人(精神性発汗の人に非常に多いです)が、心身の不調にとらわれると、それを(汗や体臭と考えてください)取り除こうともがくあまり、かえって気にするようになる。すると、神経がますます過敏になって、さらに注意がそちらに向いてしまい、心身の不調は症状(多汗症や自己臭のこと)となって固定してしまう。
いってみれば、自分で病気をつくり出しているような状態なわけですが、症状が気になる→症状が悪化する→ますます気になる・・・・・という悪循環にハマってしまうと容易なことでは抜け出せません。

そこで、森田先生が考えたのは入院による治療法。40日から60日の入院期間は4期に分かれ、絶対臥じょく。個人精神療法。作業療法。集団療法などの治療が段階的に行われます。

 

このなかでも治療の根幹をなすと思われるのが、入院1期の「絶対臥じょく」。これは静寂な個室に寝かせ、食事やトイレ以外の行動はすべて禁ずるというもの。気をまぎらわす手段をすべて取り上げられることで、自分に向きあわさせ、そのなかで光明がもたらされるというもの。

 

森田先生は、人間の葛藤は「自然」と「思想」の対立から生ずると考えました。ここで言う自然とは、身体、感覚、感情、欲望などのこと。神経症はいわば自然が思想に負けた状態です。そして「自分」という概念をつくりだすのは思想。とすれば神経症を治すには「自分」を捨てて自然の声に耳を傾けることが重要になります。」

どうですか、以上が山登先生の説明ですが、精神性発汗で悩む人はいくつか心当たりがあったのではないでしょうか。
実際にところ、現在はこのように入院までして禁欲生活を行わせる病院はないようですが、森田療法を無理にないように応用して診療している施設や集団療法(エンカウンター)に取り入れているグループもあるようです。

わたしがこの説明で特に大切と思うことは、「神経症は自然が思想に負けた状態」というところです。


このことは多汗症で悩む人によく当てはまります。
本来発汗は体温調節のために行うものですが、そのような生理的な必要性以上の発汗(多汗症の人の汗)とは、身体の自然環境(温度変化)ではなくて、自分の思想(汗かきの自分に対するマイナス志向の考え)がつくりだしていると言ってもよいでしょう。

 

「バック ツウ ザ ネイチャー」・・・森田先生が生きていられたら、これこそ多汗症で悩む人に向かって言いたかった言葉ではないかと思います。

 

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