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体臭対人恐怖というもの


投稿者名:まろ

タイトル:各種臭いについて


 

五味先生はじめまして。
私も臭いに悩んでいる男性20代の「まろ」と申します。
私の場合は、口臭、鼻臭、体臭、頭臭、足臭、わきが、多汗症と
ほぼすべて気になっています。

そこで、少しずつですが質問させてください。

まず鼻臭なのですが、常にどぶ臭かったり、鼻の下をのばすと
嫌な臭いがします。
お風呂に入った後でもすぐに臭いがします。

私の鼻は小鼻の周りが黒ずんでいて、鼻の頭(毛穴)が黒く
ポツポツと汚れています。 そこで質問です。
この汚れのせいで臭いが発生することはあるのでしょうか?

また、この小鼻の周り、毛穴の汚れがとても気になるので、
どこかで綺麗にしてくれるところはあるのでしょうか?
ちなみに、市販の毛穴パック、洗顔フォームなどを試しましたが
まったくおちません。

鼻臭は口臭と密接な関係があると別サイトでしりましたが、今回は
外科的に見てどうなのか?と思いまして。

次に頭臭についてです。
こちらも同じく油くさいような、ツーンと鼻をつく臭いがします。
ちょっとでも汗をかいた時は最悪で、その臭いがさらにきつく充満
してしまいます。

汗をかいてなくても、風呂から上がり数時間たつと、やはり油くさい
ような嫌な臭いがします。
おでこも指でさすって臭いをかぐと、頭臭と同じような臭いがします。

こちらのHPで頭皮に問題があると知り、皮膚科で診断できると
知った時は驚きました。
そこで質問なのですが、皮膚科に相談するときはどのように
相談すればよろしいのでしょうか?
また地元の小さな皮膚科より、大学病院などの大きなところで治療
して頂いた方がよいのか、教えてください。

もう臭いのことが毎日毎日頭から離れず、正直疲れました…。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:鼻のニオイについて。



まろさん。

これだけ色々なニオイを気にされる人もめずらしいのですが、ご質問にお答えする前に確認しておきます。

あなたの場合には、自分自身で、それぞれのニオイが気になるようですが、
その時他人の態度しぐさや言葉との関係はありますか?

今回は、そのような対人的な要因とは関係はなく、純粋に「ニオイ」そのものを気にしているということでお答えします。

> 私の鼻は小鼻の周りが黒ずんでいて、鼻の頭(毛穴)が黒く
> ポツポツと汚れています。 そこで質問です。
> この汚れのせいで臭いが発生することはあるのでしょうか?

まず、あなたの「鼻臭」が、鼻腔からするのか、それとも鼻の皮膚からでるのかをはっきりさせなければなりません。

鼻の中からニオイする場合で、最も考えられるのは、蓄膿症のような慢性の疾患がある場合です。
この時は、嗅覚の低下も伴いますので、通常は本人より周囲の人が気が付く場合の方が多いのです。
さらに、口腔と鼻腔はつながっていますので、口臭の原因になるものは当然、鼻のニオイの原因にもなります。
特に胃腸や呼吸器や糖尿病などの全身疾患でニオイが強くなる場合には、口臭より先にニオイを感じることもあります。

これらのケースでは当然、疾患が治療されれば、ニオイは収まりますので、まず耳鼻科的診察が必要です。

次に、鼻の皮膚や鼻の周囲からニオイが強くなる場合には、皮脂腺の活動の異常分泌が考えられます。
特に多いのが「脂漏性皮膚炎」です。
この場合には、皮膚科で診察をしてもらってください。
今は「ケトコナゾール」という抗真菌剤でかなり改善されます。

> また、この小鼻の周り、毛穴の汚れがとても気になるので、
> どこかで綺麗にしてくれるところはあるのでしょうか?
> ちなみに、市販の毛穴パック、洗顔フォームなどを試しましたが
> まったくおちません。

今は、皮脂の脂質をかなり吸収できる「オイルクリアフィルム」が市販されていますので、利用してみてください。

> 鼻臭は口臭と密接な関係があると別サイトでしりましたが、今回は
> 外科的に見てどうなのか?と思いまして。


蓄膿症が原因の場合には、当然外科的治療も必要になります。

> 次に頭臭についてです。
 頭皮に問題があると知り、皮膚科で診断できると
> 知った時は驚きました。
> そこで質問なのですが、皮膚科に相談するときはどのように
> 相談すればよろしいのでしょうか?
> また地元の小さな皮膚科より、大学病院などの大きなところで治療
> して頂いた方がよいのか、教えてください。

頭皮からのニオイも「脂漏性皮膚炎」などの皮膚疾患のの時にも強くなりますので、まず皮膚科で診察してもらうのがよいでしょう。
病院の件については、どこが良い悪いと言うコメントはできませんが、大きな大学病院だからどうというよりも、まず身近にいる皮膚科の先生にあなたの悩みを聞いてもらうことが大切です。
いきなり、「臭うのですが」と大学病院に行ってもまず相手にされない可能性があります。
その時のあなたの心のケアをどうするかが大切です。

 

投稿者名:まろ

タイトル:臭いについて3


 

頭臭についてです。

> 頭皮からのニオイも「脂漏性皮膚炎」などの皮膚疾患のの時にも強くなりますので、まず皮膚科で診察してもらうのがよいでしょう。

「脂漏性皮膚炎」
とは、どのような状態でなる症状なのでしょうか。
完治するものなのか、気になります。
心のケアも必要とのことで(精神的にもまいっている)、かなり
長期的なものになるのでしょうか?

いろいろと質問してしまい、申し訳ありません。よろしくお願いします。

 

投稿者名:まろ

タイトル:臭いについて2


 


> まず、あなたの「鼻臭」が、鼻腔からするのか、それとも鼻の皮膚からでるのかをはっきりさせなければなりません。

「鼻臭」なのですが、現在大学病院で歯(口臭)を見て頂いているのですが、担当の歯科医の方に、
鼻息をかけられた時に臭いがする。と、言われました。
その時は深く聞き返さなかったのですが、このことから鼻腔から臭いが発生していると思われます。

> 鼻の中からニオイする場合で、最も考えられるのは、蓄膿症のような慢性の疾患がある場合です。

なら私は蓄膿症の可能性があるかもしれませんね。

> この時は、嗅覚の低下も伴いますので、通常は本人より周囲の人が気が付く場合の方が多いのです。

一体どのくらいの範囲で臭いがただよっているのか、とても気になります。
半径1メートル以内でも臭うのでしょうか。

> これらのケースでは当然、疾患が治療されれば、ニオイは収まりますので、まず耳鼻科的診察が必要です。

これを聞いて少し安心しました。
何故鼻臭がするのか、原因が全然わからなかったので、耳鼻科で診察
して頂こうと思います。

> 次に、鼻の皮膚や鼻の周囲からニオイが強くなる場合には、皮脂腺の活動の異常分泌が考えられます。
> 特に多いのが「脂漏性皮膚炎」です。
> この場合には、皮膚科で診察をしてもらってください。
> 今は「ケトコナゾール」という抗真菌剤でかなり改善されます。


なるほど。
まずは耳鼻科で診断後、まだ鼻臭が気になるようでしたら、こちらも合わせて診察してもらいます。


> 今は、皮脂の脂質をかなり吸収できる「オイルクリアフィルム」が市販されていますので、利用してみてください。


へぇ、そういうものが売られているんですね。
この「オイルクリアフィルム」とは商品名でしょうか?
そのへんのドラッグストアでも売っているものなのか、それとも
ちょっとした薬局(専門)店で売られているのか、教えて下さい。

 

投稿者名:まろ

タイトル:臭いについて1


 

五味先生、ありがとうございます!
まずは詳細にレスを頂けて本当に嬉しいです。
さて、ここからは分割してレスさせていただきます。

> あなたの場合には、自分自身で、それぞれのニオイが気になるようですが、
> その時他人の態度しぐさや言葉との関係はありますか?

他人の態度しぐさやで多分わたしは「臭い」んだろうなぁ、と
思うことがあります。
会社では私の近くを通りすぎる人は、ほとんど鼻をすすりますし、
『スー』と鼻息を吸ったり、そのあと『フゥ〜』と鼻で息を吐き出す
仕種をとる。
社内では友人と呼べる人はいないので、直接言われたことはありません。
電車内でも私の隣の人が同じような行動をとります。
これがどの臭いなのかは、私にはわかりませんが、以上の仕種から
どこかが臭っていると思います。

下へ続きます。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:体臭対人恐怖というもの。



まろさん。

今回は他の人の参考にもなりますので、「体臭対人恐怖」ということについてお話します。
あなたがそうだというわけではありませんので誤解しないでください。

人間社会では本人の「心の中の現実」と「外界の現実」が必ずしも一致するわけではありません。
特に無臭志向の強い現代社会では、「自分が発するニオイ」と「他人の態度やしぐさ」との間でこの不一致が目立つことがあります。

例を上げましょう。

AさんとBさんはともに、電車に乗るたびに、「隣の人が席を立ち」「鼻をすすり」「咳き込まれ」たりします。

二人は、他人がそのような態度を取るのは、きっと自分の腋から「わきが臭」を発しているからだと悩んでわたしのクリニックを訪れました。
しかし、試験切開をした結果、AさんもBさんもアポクリン腺は1粒もなく、わきが体質ではありませんでした。

その後電車に乗ったとき二人ともやはり、席をたたれたり、鼻をすすられたり、咳き込まれします。
そこで、AさんとBさんの次のように考えました。

Aさんは「自分はわきがではなかったのだ」という自信から、隣の人が席を立つのは、たまたま「その人の降りる駅であった」こと、鼻をすすられるのは、たまたま「その人がアレルギーなどで鼻水が出そうであったこと」、咳き込まれたのは、たまたま「その人が風邪をひいていたこと」などの理由であることに気が付きました。
他人の態度やしぐさは変わりませんので、気になることは気になりますが以前のようには悩むことはなくなりました。

Bさんは、次のように考えました。
わきがでないならば、きっと何か違うニオイが体から出ているからだろう。
それというのも、相変わらず、自分が電車に乗ると必ず他人が咳き込んだり、くしゃみをする。
わきがでなければ、口臭かもしれない、いや便臭かもしれない、
いやアンモニアの刺激臭も感じるようになった。これも人に伝わっているだろう。
などなど悩みは一向に解決しません。

以上の例はわたしのクリニックでは日常的に観察されることです。

医学的には、Aさんのことを「わきが恐怖」といいます。
Bさんの場合、実際に自分自身で不快なニオイだと感じている場合には「自己臭恐怖」、自分で感じない場合には「対人関係妄想」と呼び対人恐怖の一種です。

しかし、このような分類自体が、悩んでいる本人には、意味も価値もありません。

例えば、Aさんの悩みを解決したのは、精神科的診断ではなく試験切開という検査です。Aさんが実際に自分の目で皮下にアポクリン腺がないことを確かめたからです。
またBさんにとって「自己臭」ですと分類してあげたとしてもBさんの「世界」では実際に他人の態度やしぐさが歴然としてあるわけですから、そんな診断名を知ったとしても悩みの解決には結びつきません。

Bさんにとって大切なことは、実際に他人の態度やしぐさがなくなることです。
なくならないまでも減少することです。
しかし、風邪をひいている人に「咳き込むな」「くしゃみをするな」、自分の家がある駅で降りようとする人に「急に席を立つな」、ともいうわけにはいきませんので、残された解決法は次の二つしかありません。

その一つは、Bさんが自分で感じる体臭が減少し、抑制されることです。
もう一つは、Bさんの「世界観」が変わることです。
どちらも難しいことですが、不可能ではありません。

このHPでは、この二つの解決法をみんなで一緒に考えて行きましょうと言っているのです。
片方だけでは、ダメです。片方だけで悩みの解決は決して成功しません。

実際の体臭を抑えることはまず大切です。
でも、自分の価値観、自分の対人観、自分の今までのこだわり、これらの世界観を変革することは、
もっと大切です。もっと大変です。

しかしです。

何かの縁であなたが、このHPに迷い込んだからには、
わたしはあなたに、この実に難儀な仕事にチャレンジすることをあえて求めるのです。
そのような時わたしはついキツイ言い方になってしまうのです。
それが不服であるならば、そっとこのサイトを通り過ぎていただきたいのです。

まろさん。これは決してあなたのことを言っているわけではないのですが、
わたしがあなたのニオイと他人との関係を質問したのは、人間関係が希薄になった現代社会ではわたしも含め誰しも、大なり小なりこのような「対人恐怖」の危険性を
自覚しなければいけないことを知ってほしかったのです。

 

投稿者名:まろ

タイトル:精神的なものなら



私は…
五味先生のおっしゃる「体臭対人恐怖症」かもしれません。
周囲の仕種等から実際に臭いを放っているかもしれませんが、
やはり精神的にまいっていると、思い込みで余計にひどくなり、
治療するにしても治りが遅くなるものなのかなぁ。

今、ストレスとなっている電車での通勤、会社など、一度やめてしまい
治療に専念した方がいいのかとも思ってきました。
自分は今どんな臭いをしているのか、同じ悩みをもつ人どうしが、
臭いを確認する方法が一番いいのかも。

後、鼻臭のレスで「ケトコナゾール」を進めて頂きましたが、これは皮膚科の
先生に質問したところ、水虫などに使う殺菌用のものであり、鼻にぬることは
あまりオススメできないと言われました。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:人間関係の病としての体臭。



まろさん。

「抗真菌薬」については、皮膚科の先生の言われるようにした方がよいでしょう。
どのような薬も、治療対象というものがあり、抗真菌薬は「真菌」に対してだけ効用をもつものです。
もし、皮膚科の先生が、そのような判断をされたならば、あなたの場合には「脂漏腺皮膚炎」ではない、つまり真菌との関係はないという診断でをされたということです。

今回のあなたの書き込みで少し気になった点があります。

それは、「会社をやめて、治療に専念する」ということです。
はっきりとここで言います。
体臭の悩みの治療は、社会から隔絶して治療に専念しても、決して治りません。これは、わたしの20年間の臨床経験から断言できます。
体臭の治療は、肝臓病や結核の治療とは違います。これらの病気の治療なら、病院に入院して治療に専念するのもよいでしょう。

しかし、体臭の悩みは、社会から離れれば離れるほど、治療が困難になるのです。
体臭の治療は、原則的には「人の中」でしなければなりません。
なぜなら、体臭の悩みは基本的に「他人との関係性」の中から生じるからです。
例えば、仮に今、誰もいない離れ小島に一人で生活して「治療に専念」したとしましょう。
あなたはきっと、その島に一歩足を踏み込んだ瞬間から、体臭の悩みなど霧散霧消してしまうでしょう。
しかし、そのことは「治癒」した言えるでしょうか?
きっと、意気揚揚と社会にもどり、会社に帰った瞬間にまた同じ悩みがぶり返すことでしょう。

つまり、体臭の悩みの治癒とは、人間関係において治癒する以外に有効な方法はないのです。

しかし、次のような場合には人間関係から「一時避難」することも必要です。
それは、人間関係のストレスが自律神経のバランスを慢性的に崩し、心身が非可逆的な疲労する可能性がある場合です。
このような可能性があるなら、決して無理はしてはいけません。
あなたのいうように「治療に専念」するべきです。

しかし、その時にさえ、社会から逃げてはいけません。心だけは絶えず社会に向けているべきです。
心の中では、自分が仲間を自然な会話をしているような、プラスのイメージトレーニングをすることを忘れてはいけません。

あなたのケースでは、「治療に専念」する前に、一度心療内科にて、心身全般について気軽に相談してみるものよいのではないでしょうか。

 

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