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 副乳多汗症の手術は他の多汗症の手術と違いがありますか

 

投稿者名:T

タイトル:有難うございました



五味先生殿

先生こんばんは。
私は先日多汗症で先生に診察して頂いた、Tと申します。
その時は、どうも有難うございました。

先生に診て頂き、私の多汗症が精神性発汗型とゆうタイプとゆうことを
丁寧に教えていただいて、どんな風に発汗してしまうのかなどのメカニズムが良く分かり、なぜか少し安心してしまいました。

また、先生の書かれた本「もう汗で悩まない」を購入し、読みました。
そこに書かれている精神性発汗型の特徴に私が本当によく一致している事も分かりました。

私は小さい時から人の顔色を伺って生活してきていると思います。
それは、私が小さい時に私の父親が酒乱で常に緊張の毎日を送っていたからです。
いつも、お酒を飲む父を横目に「お父さんに怒られないようにしよう」、「気に障ることをしないようにしよう」と顔色を伺いながら食事をしたりする生活をしていました。
父の逆鱗に触れないようにと顔色を伺いながら生活する小さな頃からの癖(?)が、今日までの私の人生でも、常に「人に嫌われないようにしよう」とか「私が我慢すれば何事も無く済む」とゆう考え方を当たり前にしてきたように思います。

私は誰に対しても、自分を上手く表現できていないように思います。
本音とたてまえの自分が常に存在し、いつも後で後悔するような事になります。
まさに、先生の書かれた本そのままの特徴が見事に当てはまっている事に驚きました。

そして、もう一つ先生の本の中で私に当てはまる事がありました。
当日、先生との診察の中では、出産の事について特に触れなかったのですが、私は2人の子供がいます。
このことは、メールにて先生に伝えていたので当日は特に言わなかったように思います。
(重要な事なのにすみません、緊張していたもので)
なので、先生の本を読んで私にはもう一つ副乳多汗症の特徴が当てはまるのかなと思いました。
この副乳多汗症は先生の本によると、出産後や生理前後に脇の下が張ったり、軽い痛みを感じたり...とありました。
私は出産後胸が張るのと同様に、脇の下がすごく盛り上がってしまい冷やしたりして苦労した事を思い出しました。
また、よく思い返すと1人目の子供を出産後からの方が脇の汗がひどくなったように思います。
出産前は着る服を考えるような事までは無かったように思います。

そんな訳で、先生にもう一度お聞きしたくてこのメールを書きました。

普通の精神性発汗型多汗の手術と、副乳多汗症の手術では何か違いがあるのでしょうか?
また、副乳の腺組織は硬く強く皮下に接着している...とありましたが、
手術自体が大変になり、術後も何かひどくなったりしないでしょうか?
次に子供を出産した場合、なにか母乳に変化があるのでしょうか?

以上のように、また色々な疑問が出てきてしまいました。

私は先生の本を読んで、精神性発汗の治療方の一つである「呼吸法」や「自律訓練法」を実践してみています。
でも、なかなか時間の余裕もなく続けていけないのが実状です。
出来れば、手術の方向を考えています。
先生の言うように、汗の悪循環を手術によって好循環に変えられたら...と思っています。

長々と書いてしまって申し訳ありませんでした。
毎日お忙しいと思いますがぜひ先生のお応えを頂きたいと思って、メールを書きました。
どうぞ、宜しくお願い致します。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:副乳多汗症の手術について。



それでは、今回はご質問の「副乳多汗症」と「精神性発汗」との違いについて、説明しましょう。

「副乳多汗症」とは、実はわたしが最初に発見し、命名した腋下多汗の一種です。
乳腺は胸に一対あるのが普通ですが、腋の下にも存在することがあります。(勿論お乳を出す機能はありませんが)
ところが、この副乳がある人は同時に多汗を伴うことが多いのです。
乳腺組織は、元をたどれば、原始アポクリン腺から発達したものと言われていますから、副乳があると汗が多いのは納得します。

ですから、副乳があることで多汗となっている場合には、副乳は必要ないものですから、摘出することでかなりの汗を減らすことができます。
その減汗効果は、アポクリン腺型多汗よりは少ないけれど、エクリン腺型(つまり精神性発汗型)より期待されるケースが多いのです。

通常、この副乳の存在は、精神性発汗の手術の過程で偶然発見されます。
副乳のある人は生理の時や出産後など脇が張った感じがすることがありますが、なんの症状も示さない人も多いからです。

副乳は通常皮膚にしっかりと密着していますので、吸引法などの器械では剥離することはできません。
(それ以前に器械法では発見することも不可能です。これが、わたしが直視下手術を薦める理由の一つです)
しかし、クーパーという鋏で丁寧に剥離するなら、完全に摘出することはさほど困難ではありません。

手術自体は通常の精神性発汗と同じです。
勿論手術自体が大変になったり、術後の経過に影響したり、出産に影響するようなことはありませんので安心してください。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:汗の原料はやさしい心です。



Tさん。

わざわざありがとうございました。
この書き込みは、今日直接クリニックにメールで入ったのですが、わたしがお願いして、こちらの掲示板に転送していただきました。
Tさんの質問は、同じように精神性発汗で悩んでいる人に非常に参考になると考えたからです。

その理由は、Tさんの言葉に汗で悩む人の「性格」がにじみでているからです。
Tさんの性格は書き込みの内容を読んだだけでも想像できます。

Tさんは、「やさしく」て「思いやりのある」人です。

そうです。精神性発汗をする人の極めて共通する特徴が、この「やさしさ」なのです。
「やさしすぎる」と言ってもよいでしょう。
優しい心・・・これが精神性発汗の根本的な原因なのです。

考えても見てください。
あなたが仮に無人島に漂着し、一人で生活したら、汗やニオイを気にしますか?
あなたは犬やネコのような動物の前で、あるいはテレビの登場人物の前で緊張して汗をかきますか?

もうおわかりでしょう。
あなたが多汗恐怖になり汗をかくのは、あなたの前にいる人を大切に思っているからです。
相手を人間として尊重し、その価値を認めているからです。その存在を否定できないからです。
Tさん場合には、例え、酒乱の父親であってさえ・・・・。

わたしは以前、このような心優しい人々が、何故汗などでこのように悩まねばならないのか、真剣に「悩んだ」時期がありました。
そして、一時は汗とは治療をしてはいけないものではないかとも悩みました。
それは、汗を治療することで、汗の原料である「やさしさ」まで否定してしまうのではないかと不安になったからです。

今でも、そのように思うことがあります。
汗が出るのは、その人に「やさしさ」を思う存分発揮する機会が与えられていないからではないかと。

Tさん自身が言われるように、あなたの本音の自分は「人に嫌われないようにしよう」とか「わたしだけが我慢すればよい」ではないでしょう。
もっと言いたい事を言いたいだけ言って、
自分らしいわがままも出したいだけ出して、
その後ですっきりとした気持ちで、有り余るやさしさを表現する。
これが汗で悩む人の共通する本音なのではないかと。
そのような本音を出せないことで、ちょうど風船がふくらみ過ぎて破裂するように、汗として噴出するのではないかと。

ですから、多汗の治療は手術以前に試みなければならない大切なことがあるのです。

それは、今まで抑えていた「何か」を思いっきり表現することです。
汗は、その「何か」の代わりに、身代わりとなって出てきたと考える事も出来るのです。
その「何か」をさがすこと。これが、多汗治療の本筋なのです。

Tさん。手術のことを説明する前にあなたにはぜひ、このことをお話ししたかったのです。
それでは、次の項を変えて、多汗手術について説明しましょう。

 

投稿者名:T

タイトル:有り難うございました。



五味先生殿

先生、本当に有り難うございました。
私は先生のこの掲示板を見て本当になんと言葉にしていいのか分からないくらいに感動しています。
「やさしくて、思いやりのある人」
そんな言葉をかけられた事はもちろんありませんし、今も先生の言われた言葉を繰り返すと自分でも恥かしいほどです。

でも...先生は本当に真正面から私に語りかけて下さいました。
先生とのこのやり取りをしていく内に自分でも、自分を改めて見つめなおす事が出来るようになりました。
そして...汗の原因となるものが何なのかを探し出せるような気がします。
それが例え自分にとって嫌な事でも、大変な事でも、先生のように私の話をきちんと聞いてくれる人がいるんだ...と思うだけで頑張れるような気がします。
私は今、やっと自分と向き合えたような気がします。
「自分の思ったことをきちんと言える」
当たり前のようですが、なかなか難しい事ですね。
自分を出しすぎるのも身勝手な事にもなりかねませんが、本当の気持ちを
我慢してまで自分の気持ちを隠す事も自身にとっては良くない事ですね。
色んな形があるにせよ、とりあえず私は私自身を少しずつでも変えていけたら
と思っています。

そんな気持ちにさせてくれた...人生観を変えてくれたといっても大袈裟では
無いくらいに先生の言葉を本当に感謝しています。
有り難うございました。

そして、「副乳多汗症の手術について」も丁寧な説明有り難うございました。
大変参考になりました。
多分...(私の自己判断ですが)副乳多汗症もあると自分でも思います。
先生のお応えをふまえた上で、手術のことを考えてみます。
その時は、また御世話になると思いますが宜しくお願い致します。

上手く文章になっているかどうか不安ですが、自分の今思っていることを
ありのまま書いてみました。

本当に有り難うございました。

 

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