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 足に靴やサンダルの匂いがすぐについてしまいます

 

投稿者名:たれ

タイトル:足の匂いと靴の匂い?



お忙しい中すみません。私は足の匂いとそれにともなう靴の匂いを気にしている者です。これは2年ほど前からなのですが、足の裏によく汗をかくようになりました。それにともない、どんな種類の靴及びサンダルを履いてもそれが匂ってしまうのです。

 

自分で考えた結果、足の汗を止めれば治るに違いないと思って、いろいろなものを試してきました。(ドライオニック、塩化アルミニウム、オドレミンなど)

しかし、確かに足の裏の汗は少々押さえられたと思うのですが、いっこうに靴やサンダルの匂いがすぐについてしまいます。新品の靴もすぐに匂ってしまうのです。靴はともかくサンダルまで匂うなんて、もう原因がさっぱり解りません。足も毎日たんねんに洗っています。靴の匂いを消すよい方法を知っていらっしゃいましたら、教えて下さい。本当、お願いします。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:靴の臭い対策について。



たれさん。

大分悩まれている様子ですね。
それに、今までにいろいろなことをされて苦労しているようですが、靴の臭い対策は、なかなか満足のいくような対処法がなかなか無いのが現状でしょう。

その原因のひとつが、現代人の生活習慣にあります。
そもそも人間にとって足に何かを履くということは生理的に反したことなのです。
人間が裸足で生活していれば、足や靴のニオイで悩むなどということはありえません。
ですから、わたしたちの足が臭うのは、足をストッキングや靴で覆うからなのです。

足を覆えばどうなるか、まず足の汗が蒸発せずにムレます。
ムレるとどうなるか、足の角質が肥厚して垢がでます。
ムレで垢がでるとどうなるか、細菌の絶好の住家となります。
以上の3点が揃うとどうなるか、細菌はどんどん餌をたべて、臭い物質を生産します。
それが、靴の染み込んで靴の臭います。

ですから、足や靴の臭い対策の第一は「靴をはかない」ということです。
しかし、会社などではそうもいきません。

そこで、まず靴の中のムレつまり湿度を下げることです。
靴中の湿度を10%でも下げれば細菌の増殖は急激に抑えられます。
靴の素材は、防水性の高いものでなく、天然皮革などの通気性のよいもの、しかもカットの浅いものを選びます。
さらに、指先の部分があまりきついものでなく、わずかなすきまのあるものが換気を高めるためによいでしょう。

靴下も同様です。化繊のものはムレやすいので避けます。綿100%のものは、汗の吸水性はよいのですが、発散性が低いので、シルクやウールなどの天然繊維との混紡製品がよいでしょう。

さらに、会社では一日2回でも3回でもよいですから靴を脱ぎストッキングを交換します。短い時間でもかなりの湿度を下げることができます。

靴は、3足くらい用意して、野球の投手のように中2日は休ませるローテイションをくみ、使用しない靴はベランダなどで陰干しすることはもう常識ですね。

その上に、中敷の素材は、吸水性と速乾性をもつ「へちま」でできたものや、抗菌加工されたインソールや緑茶のインソールなどをこれもローテイションさせます。

その上で、足専用のスプレーや靴専門のスプレーを出かける前や後に使用します。使用後に陰干しする前に、アルコール入りのウエットテッシュで靴の中をよく拭くことも忘れないでください。

脱いでお休みをしている靴には、お茶がらと塩とミョウバンさらに重曹なをを混合してガーゼで照る照る坊主を作り中に入れておくと、靴の脱臭になります。ガーゼに濃いお茶を染み込ませ、レンジで乾燥させたものをいれてもよいです。
靴の消臭用のパウダーも市販されています。

靴箱の方に臭いがあると、靴に移りますので、靴箱の臭い対策も忘れないように。
まず、靴箱は、新聞紙やダンボールなどをひいて除湿します。
靴箱は完全に締め切らないで5センチくらい明けておき、換気をすることも大切です。
さらに、靴箱の角に木炭や専用の脱臭剤を入れておくのもよいでしょう。
飲み終えたお茶がらをレンジで乾燥させて、靴箱に撒いておくのも効果的です。
コーヒ等なら、コーヒーをいれた残りを乾燥させて下駄箱に入れておくのも靴にコーヒーの香りがつき、臭いが気にならなくなります。

以上簡単ですが、靴の消臭対策を説明しましたが、足の方の対策も大切です。
足の消臭対策についてはまた違う機会にお話しましょう。

 

 

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