投稿者名:はすでる
タイトル:電気凝固法について
電気凝固法は一度の治療で脇毛のすべてを処理できるのですか? また、しばらくしたら毛が生えてくると思うのですが、治療前と比べて 何割くらいへっているのでしょう。
投稿者名:五味院長
タイトル:電気凝固法と脱毛について
はすでるさん。 絶縁針による電気凝固法と脱毛とは共通する部分もありますが、違いもあります。 アポクリン腺は皮下の毛根より、大きくて深くにまで達しています。 従って、脱毛を効率的に行おうとすると比較的短い針が必要ですし、アポクリン腺の凝固を優先させるなら長くて太い針が有効です。 ですから、ニオイ治療として電気凝固法では、脱毛効果は十分ではありません。 しかし、何回か繰り返し行えば、ある程度までは脱毛されますが、 1回の電気凝固で全ての毛が脱毛されることはありません。 勿論、女性で毛の処理を希望される場合には、凝固の際に1本1本抜いていきますので、その時には全ての毛がない状態になります。
タイトル:Re: 電気凝固法と脱毛について
> 勿論、女性で毛の処理を希望される場合には、凝固の際に1本1本抜いていきますので、その時には全ての毛がない状態になります。 一本一本抜くって、電気を流して処理するという事ですか? それともただ単に毛を抜くだけですか?
タイトル:お答えします。
お答えします。 女性の場合では、臭いの治療と同時に毛の処理を希望される人もいます。 その場合には、アポクリン腺の凝固のために毛根に向かって針を挿入して通電すると、毛穴に付着している毛根がルースになり、抜きやすくります。 ですから、ただ抜くわけではなく、通電後に毛抜きで1本1本抜くのです。
タイトル:Re: お答えします。
なるほど、電気脱毛と電気凝固法の違いは分かりました。 ちなみに電気凝固法で脇毛を完全に脱毛するのは何回くらい受ければ良いのでしょう? また、治療の間隔はどのくらいですか?
お答えします。 臭いの抑制としての電気凝固法と脱毛目的としての電気凝固法は、基本的には異なりますが、結果的には同じ効用を持つことになります。 つまり、アポクリン腺を凝固する過程で毛根にも一定の凝固効果を与えることです。 それは、結果的には脱毛効果ということになります。 しかし、この効用はアポクリン腺の凝固作用より、かなり少ないと思ってよいでしょう。 また、完全に脱毛されるまでの回数は、患者さんの腋毛の量や毛の再生力の違いによって非常に異なります。 一般的に言えば、普通の毛の量であれば、完全に脱毛するには10回は必要と考えた方がよいでしょう。 また、治療の間隔ですが、一旦全ての毛を抜きますので、その毛がまた生えてくるまでの時期は必要です。 普通は1ヶ月くらいの間隔はあけたほうがよいでしょう。
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