投稿者名:五味院長
タイトル:先取りの不安について
Mさん
この掲示板を最初からごらんになった方ならもうわたしのMさんに対するアドバイスは想像できるでしょう。
それは「迷っているうちは手術は受けるべきではありません」というものです。
今まで何度となく繰り返し言ってきたことですが、「体臭の治療は悩みの治療」なのです。つまり悩みが無い人は治療の対象にならないのです。
誤解をしないでくださいね。あなたに悩みがないと言っているわけではありません。しかし少なくとも体臭ということに関しては、あなたは「悩んで」いるのではなく、「不安に」なっていると言った方が適切でしょう。
厳密に言えば、あなたは、自分が臭っているかどうかわからないことが「不安」であり、もしかして周りの人に迷惑をかけているのではと「不安」であり、そのことで意識がわきの下にいくとよけい汗が出て、ニオイがつよくなるのではと「不安」であり、さらに来年の夏には本格的ばニオイの「悩み」が来るのではないかと「不安」を感じている状態なのです。
これだけ「不安」があれば十分な悩みと言ってもよいのですが、実はあなたの不安や悩みは「今ここ」のものではなく、全て「未来」に関するものなのです。今の現実のものではなく、予想する不安や悩みなのです。
先取りの不安、先取りの悩みといってもよいでしょう。
このような不安を解決する方法は簡単です。来年の夏を待つ必要はありません。
それは、あなた自身が、本当はどのくらいのワキガ臭がするのかを自分の目で確かめることです。
そのことによって、あなたの体臭が他人にどの程度伝わるかを知ることです。
これだけで、あなたの心の暗雲はサッパリとなくなり、安心の状態になれるでしょう。
具体的には、検査をすることです。ワキガ体質の程度は「試験切開(五味式検査法)」で100%診断が可能です。
試験切開のすばらしいところは、患者さん自身が自分の目で直に確かめることができるところです。
痛くもなければ、傷も残りません。
あなたにとっては早ければ早いほどよいでしょう。
早ければ早いほど、不安が本当の悩みに変わる可能性が少なくなります。
クリニックに診察にこられる予定ということですから、もちろん相談だけでもよろしいですが、この辺も頭に入れてお越しください。
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